2023年は、戦争、自然災害、食料難、経済危機、等、災難に拍車がかかると言われてます。勿論、今までより神の栄光もハッキリと現れると期待しています。
ところで、皆さんはこのような災難への「備え」は、どうされてますか?
「いろいろ考えるけど、特に、何を実行する、、、というわけではない。」
「ネガティブなことを考えるのは良くないので、考えないようにしている。」
「準備はしたほうがいいけど、何をしたらいいのか、、、?」
等々、あると思います。
では、いったいどうしたらいいのでしょうか?。。。その答えが本日のタイトル
「最善を期待し、最悪に備えよう!」
「Hope for the best, but Prepare for the worst!」
です!本日は、この心構えについて考えてみたいと思います。
1.アメリカの「1%主義」
皆さんは、アメリカの「1%主義 (1% Doctrine)」というのをご存じですか?911以降始まったテロ対策で、もし1%の危機の可能性があるなら、対策を実施する、、、例えば、飛行機の乗客に時間をかけて厳しい荷物検査を実施する、といったことです。
えーっ!たった1%のために、厳しい対策をする。。。?
そうです!これこそ、
「最善を期待し、最悪に備えよう!」
の典型例です!皆、テロが無いことを期待してますが、1%でも可能性があると判断すれば、テロリスト対策を実施するのです。
それに対して日本は、どうでしょうか?
2.ニッポン人の「正常性バイアス」
日本人は「正常性バイアス」が強く、災害に対応しにくいと言われています。
******wikipedia引用開始************************
~自然災害や火事、事故、事件などといった自分にとって何らかの被害が予想される状況下にあっても、それを正常な日常生活の延長上の出来事として捉えてしまい、都合の悪い情報を無視したり、「自分は大丈夫」「今回は大丈夫」「まだ大丈夫」などと過小評価するなどして、逃げ遅れの原因となる~こと
************************引用終わり*********
例えば、2011年、東日本大震災の時に、津波警報が聞こえているのに行動をせず、逃げ遅れてしまった例。2014年御岳山の噴火で、死亡者の多くが噴火後も火口付近にとどまり噴火の様子を写真撮影していたことがわかっており~「自分は大丈夫」と思っていた可能性が指摘されている、、、、、等々です。
日本ではこの「正常性バイアス」が強いと言われています。 言ってみれば、これも最近話題にしている日本教の「空気」ですね~!人は逃げる雰囲気(空気)にならないと行動できないのだと理解しました。こんなことにも空気が関わっているのだと思うと、恐ろしいです。日本教 と 空気 - 聖書の知恵 (hatenablog.com)
3.人は皆「自分だけは死なない」と思っている
防災システム研究所の山村武彦所長は以下のように主張されています。
人は、空気を読んで、周りに合わせ、
正常性バイアスが働き、
自分だけは死なないと思い、
避難行動を起こさなくなる。
また、実際的な防災の備えもしない。
特に日本人には、その傾向が強い。
山村氏の有名な著書(学校の教科書にも取り上げられた)に
「人は皆『自分だけは死なない』と思っている -防災オンチの日本人」宝島社
があります。このタイトルは」とても的を得ていると思います。
山村氏は、災害の情報、知識を集め、周りの人と話し合い、
最悪に備えよう!
と勧めています。興味深い内容ですので、ぜひ、ご覧ください。
4.備えがあれば、損なし、憂いなし!
皆さんはいかがですか?
・防災袋は用意してますか?
・いざという時、どう行動するか理解していますか?
・食料や燃料の備蓄はしてありますか?
・いざという時の連絡方法は決めてありますか?
・避難場所や避難ルートは確保してありますか?
・コロナや持病、ペット等特殊事情のことは考えてますか?
勿論、無理のない準備が大切です。どこかのカルトのように「〇年〇月〇日に大地震が起こる!だから仕事、学校をやめ、家を売り、山の奥にこもる!」といった準備は間違いです。準備は日常生活を脅かさない範囲が基本です。
そうすれば、準備しておいて、結局災害が起こらなくても、損はないし、憂いもありません。「ああ、何もなくて良かったね~!」と皆で喜べばいいのです。
逆に!準備をせず、災害が起こってしまったときは?、、、、そうです!悲劇です!
ですから、
最善を期待し、最悪に備えましょう!
Hope for the best, but Prepare for the worst!
4.人は皆「自分は天国に行く」と思っている
さらに大切なのは、霊的な備えです。マタイ24章、マルコ12章、ルカ21章、で、イエス様は「世の終わりのために準備をしなさい。」とおっしゃっています。
「だから、あなたがたも用意していなさい。人の子は思いがけない時に来るからである。」マタイ24:44
では、終末においては何の準備をすればよいのでしょうか?同じマタイの24章でイエス様は、戦争、自然災害、食料難、経済危機。。。が起こるとおっしゃいました。これは災害の備えと重なります。
では霊的備えとは?・・・惑わしと迫害と背教に対する備えです!以下の通りです。
イエスはお答えになった。「人に惑わされないように気をつけなさい。そのとき、あなたがたは苦しみを受け、殺される。また、わたしの名のために、あなたがたはあらゆる民に憎まれる。そのとき、多くの人がつまずき(背教し)、互いに裏切り、憎み合うようになる」マタイ24:9-10
このようにイエス様は救いの道は厳しいと警告してますが、備えているクリスチャンは少ないです。
皆さんはいかがですか?
・自分はホンモノのクリスチャンと言えますか?
・「一度信じたら何しても救われる」は本当ですか?
・迫害がこの日本で起きると思いますか?
・「患難前携挙」は100%正しいと言えますか?
・人前でイエスを否定しても心で信じていればいいですか?
・「666」の獣のしるしとは何ですか?
以上の事柄について、祈ったり、教会で話し合って、実際的な準備をしていますか?日本人は、災害のための備えが弱いと言われていますが、終末のための霊的備えも弱いのではないでしょうか?
5.霊的備えの必要と勝利の証し
ナチスに迫害された有名なコ―リー・テン・ブームは、以下の動画の中で
「中国で迫害された多くの兄弟姉妹は、欧米の宣教師達の教えを信じて患難の準備をしなかったことは失敗だったと嘆いていた。私達は患難は来ない、と教えるのではなく、むしろ、必ず来るので、それに打ち勝つ準備するように教えるべきです!」と言っています。そうです。ですか、ら最善を期待するけど、、、
最悪を想定して備えましょう!
「世の終わりに備えよ!by コーリー・テン・ブーム」(日本語字幕)
6.最悪への備えがあれば、毎日がHappy!
これまで読んできて、皆さんは「そんな不安を煽ることをしないで下さい!」と言いたいかもしれません。
でも、それは違います!
これをしっかりと受け取ってください。例えば、癌患者への余命宣告のように。
そして霊的終活をしましょう。余命宣告を受けた患者の終活のように。
終活の話を聞いたことありませんか?「余命宣告で、かえって落ち着いて、平安になって、最後の時間を有意義に過ごすことができた。。。」と。
私も、霊的終活に取り組んでから、かえって幸せになりました。なぜなら、何でもない日常が、本当に素晴らしい至福の時だと感じることができるからです。それは近い将来終末が来るというイエス様の警告を受け取ったからです。
何でもない日常、。。。。朝起きて、家事をして、ご飯を食べて、家族と話し、ゆっくり聖書に取り組む。。。この日常がとんでもなく幸せだと、心の底から感じています!
毎日、毎日が、 Happyです!
7.道は狭いです!
ですから、世の終わり、終末のために
最善を期待し、最悪に備えましょう!
Hope for the best, but Prepare for the worst!
霊的備えについては「想定外でした」・・・・は一切通用しません!
ですから、1%主義(1% Doctrine)でいくべきだと思います。
厳しく狭いですね。でも人の目を気にして、安価で広い福音を伝えてはいけません。
なぜなら、イエス様はおっしゃいました
「狭い門から入りなさい。滅びに通じる門は広く、その道も広々として、そこから入る者が多い。しかし、命に通じる門はなんと狭く、その道も細いことか。それを見いだす者は少ない。」マタイ7:13-14
狭い道であるホンモノの福音を信じ伝えましょう!
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